英語学習
Learning動詞を見つける過程で…
■■■■■■■■■■■■キツネシリーズ1■■■■■■■■■■■■
キツネにだまされるな、その1
1.先週の復習
名詞・動詞・名詞を見つけていく作業において…
☆動詞が2つあって困ったら⇒後ろの動詞を取る
*前の動詞は「なんちゃって動詞」=動詞の面をしていて動詞ではない(動詞とは、「~だ」と、文末の言い切り部分として機能する。「なんちゃって動詞」と
は、確かに意味としては動詞なんだけれど、その機能をしないもの)。「なんちゃって動詞」=化けたもの cf.
ドラえもんの「変身マシーン」:狐の尻尾=ing。つまり、お尻にingのついたやつは偽者。動詞じゃない!
2.今週のこと
* いま、「動詞が2つあって困ったら、後ろの動詞を取る」という公式から徐々に脱するときがきた!
* 尻尾」が出ていたら、それは偽者だと学んだ。尻尾=偽物を示す記号。(意味はそれだけ)
◆ならば、せっかく「わたし、偽物なのよ」と自ら示してくれているのだから、これからは本物の動詞を見抜く方法として、次のことを採用していこう。
名詞・動詞・名詞を見つけていく作業において…
1. 偽物の印である尻尾(
ing)が出ているほうを無視。ついていない方をゲット
1. もしも、1つ目の動詞に尻尾が出ていたら、それが偽物。2つ目の動詞に食い
つくべし。
2. もしも、2つ目の動詞に尻尾が出ていたら、それが偽物。1つ目の動詞に食い
1. もしも、どちらにも尻尾がついていなかったら、そのまま先週の通り、「1つ目の動詞=なんちゃって動詞/2つ目の動詞=本物の動詞」と考え、2つ目の動詞を本物の動詞と見る。
A.①= 名詞 動詞ing 動詞 名詞
②= 名詞 動詞 名詞 動詞ing
これを覚えよ!!―さらに、バージョンアップ―
・上で説明したやり方だと、文全体を見て、動詞が2つあって困った後で、はじめて動詞を選んでいくという道筋をたどる事になる。つまり、文を2度見ることになる。
・それは面倒くさい。第一、「わたしは偽物です」と自ら尻尾を出して明かしているのだから、文を左から右へと見て行く過程において、偽者は捨てつつ、本物の動詞を見つけているという作業をしていく方が効率的。
⇒文を左から右へ1回見ていくだけで、偽者の動詞は無視し、本物の動詞をゲットしていく方法へと変えよう。
1. まず、最初の名詞を探す。
2. そして、その名詞の隣に来るべき動詞を探す。
* その過程において、お尻に
ingという偽物の印たる尻尾の出ている動詞は無視しなが
ら、本物の動詞だけを探してく。
3. 本物の動詞を手に入れたら、あとはいつもの通り、その右側に名詞があるかどうか探し、名詞の数に
応じて処理していく。
◆ もしも、ingという尻尾がなく、やはり動詞が2つあって困った場合は、従来どおり、後ろの動詞をゲットする。
練習:最初の名詞・次に来るべき動詞・次に来るべき名詞をみつけ、無視していい場所を、それぞれ( )でくくれ。
1. The man eating an apple watched TV.
2. The bird flying in the air is big.
3. The woman walking on the street is my mother.
4. Doraemon having a pocket on his abdomen gives us dreams.
5. The woman loves the man running on that street.
6. The student drives the car existing in that park.
7. The dog running on the field is my pet.
8. The woman reading a newspaper hears the radio.
応用(ほんものの動詞は英文に1つ。他の動詞は英文1文内にいくつあろうと、すべて「なんちゃって動詞)
1. The woman reading a magazine hears the radio broadcasting the news.
2. The dog running on the street enters the shop selling cells.
Who?
I wear a cap. The cap is not a baseball cap. But it is a very long cap without brim.
I imagine the difficulty for you to find me. So, I want you to draw me. I tell you the way to draw me.
You draw two circles in side-by-side. Then you put a dot in the each
circle. The dots which you draw are close to each other. The circles
including the dots are my eyes.
My mouth below the circles resembles a leaf. The mouth is oval, wide and
thick. Probably, you drawing my mouth imagine me as a frog. But it is
wrong.
Then, you draw a circle including my eyes and my mouth.
■■■■■■■■■■■■キツネシリーズ2■■■■■■■■■■■■
「キツネ」にだまされるな、その2
(wh穴に潜むキツネ)
前提
☆名詞・動詞・名詞を探していくとき、いま最初の名詞を見つけ、「さあこれから動詞を探
そう」という過程において…。
1. 尻尾(ing)が出ている動詞は動詞ではなく「キツネ」。「キツネ」は無視して、動詞を探す。(先週までのこと)
2.Wh―が出てきたら、whの次に出てくる動詞は、尻尾があろうとなかろうと「キツネ」。だから無視。本当の動詞をさらに右へと探してく。=wh穴の中に潜むキツネ。
♪もう一度確認しておく。「キツネ」とは、動詞の面をしてはいるけれど文中で動詞として機能していないもの。化けているもの。・動詞として機能していると
は、日本語で言うと「~だ」「~する」という文末で言い切る働きをしているということ。・動詞として機能していないとは、それ以外の機能。具体的に言え
ば、「無視するところ」であり「左側のパーツを説明する」だけの機能である。
やり方の例:
The group whose name is Mr. Children is closed now.
① 名詞を見つける→「グループ」
② 動詞を探すモードに入る。しかし、いま動詞が2つある。どっちかが本物、どっちかが偽者。
☆動詞を探していく過程において、尻尾が生えているものとwh穴に潜んでいるもの(wh-の次に出てくる動詞)は「キツネ」。
⇒いま、whoseとある。そこで、次に出てくる(nameの隣の)isは「キツネ」なので無視。まだ動詞は見つかっていない。さらに右へと探していくと再びisがあった。それがゲットすべき動詞。
③ あとは、これまで通り、動詞がbe動詞ならその右側とイコールでつなげ、動詞がbe動詞以外の動詞なら、後ろの名詞の数を数えて処理する。
④ 余った部分は、それぞれ左側のパーツの説明。(ここでは、whose name is Mr. Childrenが余った部分。The
groupの説明としてみておく。『グループ(「名前」「=」「ミスター・チルドレン」)』と並んでいる。/あるいは、例の関係代名詞の意味の取り方で処
理してもいい)
∴The group (whose name is Mr. Children) is closed now.
☆くどいようだが確認。いまは、「最初の名詞を見つけた後、次に動詞を見つけようとする過程において、どの動詞を取ればいいのか困ったら」についてのテクニックを覚えている。
練習:最初の名詞・次に来るべき動詞・次に来るべき名詞(この名詞は基本的には1個だが、時々2個ある時、0個の時がある)をみつけ、無視していい場所を、それぞれ( )でくくれ。(キツネ穴がいくつもあることがあるから注意)
1.The dog which runs on the street is my pet.
2. The woman who reads the newspaper watched TV.
3. The house where my mother lives is 5 years old.
4. The person who wins the race stands at the top of the podium.
5.The time when he comes to my house is 12 o’clock.
6.His bag which is blue is very excellent.
7.The man whom I love got the Nobel prize.
8.The shop sells a pencil which he likes the best.
9.Her car is Toyota which is in Aichi prefecture.
10.Doraemon who has a pocket which is on his abdomen gives us dream.
応用:動詞を見つける過程において、2つのテクニックを覚えてもらった。その2つを駆使しつつ、最初の名詞・次に来るべき動詞・次に来るべき名詞(この名詞は基本的には1個だが、時々2個ある時、0個の時がある)をみつけ、無視していい場所を、それぞれ( )でくくれ。
やり方の例:
The man living in that house which I bought is my father.
①最初に名詞を見つける。→「その男」
②次に、動詞を見つける。
A.いま、liveには尻尾が生えているから、これは動詞ではなくキツネなので無視。まだ動詞が見つからない。従って、動詞を求めてさらに右を見ていく。
B.動詞を求めている最中にWhが出てきた。よって、whの次にくる動詞(bought)もキツネなので無視。まだ動詞がない。さらに、動詞を求めて右をみていく。
C.すると、ついにisという動詞が発見できた。
D.Isはbe動詞なので、右側のものと「=」で結んで処理。
∴ The man (living in that house which I bought) is my father.
1.The man reading a newspaper which his wife bought is my uncle.
2.Doraemon who has a pocket which contains many tools is very popular in Japan.
3.The woman writing a letter on the desk which is next to that shelf is my sister.
4.The house where she lives is near the station where I use the train going to Niigata.
5. The children running on the street are members of the Karate gym which is in my neighbor..
■■■■■■■■■■■■キツネシリーズ3■■■■■■■■■■■■
「キツネ」にだまされるな、その3」 (耳を残したキツネ)
前提
☆名詞・動詞・名詞を探していくとき、いま最初の名詞を見つけ、「さあこれから動詞を探そう」という過程において…。
1. 尻尾(ing)が出ている動詞は動詞ではなく「キツネ」。「キツネ」は無視して、動詞を探す。
2.Wh―が出てきたら、whの次に出てくる動詞は、尻尾があろうとなかろうと「キツネ」。だから無視。本当の動詞をさらに右へと探してく。=wh穴の中に潜むキツネ。
3.動詞の前にtoがついていたら(=to 動詞となっていたら)、その動詞はいつだって「キツネ」。だから無視。本当の動詞をさらに右へ探してく。= 耳を残したキツネ。
♪もう一度確認しておく。「キツネ」とは、動詞の面をしてはいるけれど文中で動詞として機能していないもの。化けているもの。・動詞として機能していると
は、日本語で言うと「~だ」「~する」という文末で言い切る働きをしているということ。・動詞として機能していないとは、それ以外の機能。具体的に言え
ば、「無視するところ」であり「左側のパーツを説明する」だけの機能である。
やり方の例:
The group to hold a concert on 12/24 in Shibuya is my friends.
① 名詞を見つける→「グループ」
② 動詞を探すモードに入る。
☆動詞を探していく過程において、尻尾が生えているものとwh穴に潜んでいるもの(wh-の次に出てくる動詞)と耳が生えている(耳=to)ものは、すべて「キツネ」。
⇒いま、to holdとある。このholdは「キツネ」なので無視。現時点でまだ動詞は見つかっていない。さらに右へと探していくと再びisがあった。それがゲットすべき動詞。
③ あとは、これまで通り、動詞がbe動詞ならその右側とイコールでつなげ、動詞がbe動詞以外の動詞なら、後ろの名詞の数を数えて処理する。
④ 余った部分は、それぞれ左側のパーツの説明。(ここでは、to hold a concert on 12/24 in
Shibuyaが余った部分。The
groupの説明としてみておく。『グループ(「開く」「コンサート」「12月24日」「渋谷」)』と並んでいる。)
∴The group (to hold a concert on 12/24 in Shibuya) is my friends.
☆このとき、( )内のto 動詞の部分について普通に「~する」とか「~である」と意味を考えてわかりにくければ、「to 動詞」の部分の意味を「これから~するのかあ」と捕らえられればパーフェクト!!
*くどいようだが確認。いまは、「最初の名詞を見つけた後、次に動詞を見つけようとする過程において、どの動詞を取ればいいのか困ったら」についてのテクニックを覚えている。
練習:最初の名詞・次に来るべき動詞・次に来るべき名詞(この名詞は基本的には1個だが、時々2個ある時、0個の時がある)をみつけ、無視していい場所を、それぞれ( )でくくれ。
1.The dog to run on the race is my pet.
2. The car to be parked on the street is mine.
3. The car to be sold tomorrow is my car.
4. The person to win the race is getting ready for it.
5.The person to attend the meeting comes 12 o’clock.
6.His books to be sold to Book Off are very old.
7.The shop to sell new cells exists in my neighbor.
cf. The car is soldのようなものも、今までと同じ方法で、単語さえわかっていればわかる!!
⇒最初の名詞は「車」。次の動詞はis(「=」)。そこで、その右隣のものとイコールで結ぶ。いま右側はsold。soldは辞書に「売られる・売られて
いる」と載っている。いつも言っているように、いちいち辞書を引くのが面倒くさい人は、この単語を覚えればいい。合理的な覚え方がしたかったら、
sell-sold-soldとまとめて覚えればいい。
こういう方法もある。もし、最初の名詞に続いて、beがあり、次の単語を調べた結果「過去分詞」なんて言葉が載っていたら、今までの方法を少し変えてもい
い。つまり、最初の名詞にあたる日本語に「は」をつけて理解していたのを、「を」をつけて解し、最初の名詞・次の動詞・過去分詞で「~を~する」とやって
もいい。つまり、「られる」なんて言葉を使わなくてもいい。さらに、もしもその後に「by~」となっていたら、byの後ろにある言葉に「は」か「が」をつ
け、全体で「~を~は~する」とやっていい。
ちょっと練習:
1.The car is sold at the shop.
2.The ball is kicked by the man.
3.The letter is written by her.
4.The offer is refused by her.
5.The human beings are blessed by God.
―ぜひ覚えておいてほしいこと:be動詞の右隣は100%動詞ではない!!―
応用:動詞を見つける過程において、3つのテクニックを覚えてもらった。その3つを駆使しつつ、最初の名詞・次に来るべき動詞・次に来るべき名詞(この名詞は基本的には1個だが、時々2個ある時、0個の時がある)をみつけ、無視していい場所を、それぞれ( )でくくれ。
やり方の例:
The man to join the race going in Suzuka, which is in Mie prefecture, is my father.
①最初に名詞を見つける。→「その男」
②次に、動詞を見つける。
A.joinがあるが、これはto joinと耳が生えているから動詞ではなくキツネなので無視。まだ動詞が見つからない。従って、動詞を求めてさらに右を見ていく。
B.動詞を求めている最中に、今度はgoが出てきた。しかし、これは“尻尾”が生えているのでキツネ。だから無視。まだ動詞がない。さらに、動詞を求めて右をみていく。
C.すると、今度はwh-が出てきた。すぐに次に来る動詞=キツネに×をうって“殺す”。まだ動詞は見つかっていない。そこで、さらに動詞を見つける旅を続ける。
D.すると、ついにisという動詞が出てきた。こいつは、尻尾も耳もないし、whがあったわけでもない。Isはbe動詞なので、右側のものと「=」で結んで処理。
∴The man (to join the race going in Suzuka, which is in Mie prefecture,) is my father.
⇒いま、テクニックを3つ使ったので、正確に( )をつけてやる。すると…
The man (to join the race) (going in Suzuka) (, which is in Mie prefecture,) is my father.
1.The newspaper to be sold at the shop which my father runs is interesting.
2.The car at the shop to be sold tomorrow is my car which I bought last year.
3.Dokodemo-Door to take us any places which we like is Doraemon's tool.
4.I don't find something to write a letter on the desk which is next to that shelf.
5.The house where they live is near the station to be built next year.
6. The gym where people learn Karate to strengthen body and mind exists in my neighborhood.
最初の名詞を見つける過程で…
■■■■■■■■■■■■キツネシリーズ4■■■■■■■■■■■■
「キツネ」にだまされるな、その4―化けているキツネをゲットすべき時もあるのだ!!
今までのこと
前提
☆名詞・動詞・名詞を探していくとき、いま最初の名詞を見つけ、「さあこれから動詞を探そう」という過程において…。
1. 尻尾(ing)が出ている動詞は動詞ではなく「キツネ」。「キツネ」は無視して、動詞を探す。
2.Wh―が出てきたら、whの次に出てくる動詞は、尻尾があろうとなかろうと「キツネ」。だから無視。
本当の動詞をさらに右へと探してく。=wh穴の中に潜むキツネ。
3.動詞の前にtoがついていたら(=to 動詞となっていたら)、その動詞はいつだって「キツネ」。だから
無視。本当の動詞をさらに右へ探してく。= 耳を残したキツネ。
ここからもう1つ学んでほしい。
Ⅰ.名詞・動詞・名詞を探していくとき、「さあ、最初の名詞を探そう」という過程において…。
=最初の名詞はどこにあるのか見つけ出すテクニック。今までは、「最初の名詞は見つかって、その隣に来るべき動詞を見つけようとするとき」の話だった。英
語は「名詞・動詞・名詞」が基本形。それらの3つの要素を文中から見つけるとき、最初の名詞を見つけ出すテクニック、動詞を見つけ出すテクニック、次の名
詞を見つけ出すテクニックと、各部分においてテクニックが必要になる。動詞を見つけるテクニックはすでに修了したので、今度は最初の名詞を見つけるテク
ニックを覚えようということ。なぜそのテクニックがいるのか。動詞を見つけるテクニックは、文中に動詞がいっぱいあるとき、本物の動詞を1つ見つける必要
があった。つまり、偽物の動詞を無視する必要があった。それをできるようにするため、3種類のキツネを覚えてもらった。そこで、今度は、最初の名詞を見つ
けるテクニックだ。最初の名詞を見つけるにあたり、文の最初が普通の名詞の単語で始まっていれば、それが最初の名詞なので、最初の名詞をいとも簡単に見つ
けられるのだが、文の始まりがそうなっていない場合、面食らう。文の始まりがそうなっていない場合というのは、すなわち、文がいきなりキツネで始まる場合
だ。そんなとき、最初の名詞はどこにあるのか、見つけ出すテクニックがいる。そこで、下の四角の中を是非覚えていただきたいのだ!!
Ⅰ.名詞・動詞・名詞を探していくとき、「さあ、最初の名詞を探そう」という過程において…。
1.普通の名詞の単語があるのではなく、代わりにいきなりキツネがあったら…(=文頭がキツ
ネで始まっていたら)
=(尻尾付き、耳つきのみ:whは今は関係ない。余裕のある人だけ、次の四角囲いの中を
参考に)
☆右の方を見て、コンマがあるかどうかを確認する。
A.もしもコンマがあったら⇒コンマの右にある名詞が最初の名詞
B.もしもコンマがなかったら⇒そのキツネ自体が最初の名詞(このとき、キツネの単語の
意味に「こと」か「の」という言葉をつけて考えると、意味がわかりやすい。
あとは、いつも通り、
Ⅱ.最初の名詞が見つかったので、「キツネ」に気をつけながら動詞をゲット。
Ⅲ.動詞の右の名詞を確認し、あればゲット、無ければそのまま後は無視。
[やり方の例]
Mastering English, the man wants a trip to America.
1.いま最初の名詞を見つけようとしたら、いきなりキツネがあった。
2.右の方を見てコンマの有無の確認。
3.コンマがある⇒コンマの右側の単語(名詞)が最初の名詞。従ってthe manをゲット。
4.最初の名詞が見つかったので、今度は「キツネ」に気をつけながら動詞を探す。すると、wantがあるのでこれをゲット。
5.最後に動詞の右の名詞を確認すると、a tripがあるので、それをゲットする。
∴(Mastering English,) the man wants a trip (to America).
Mastering English is not so difficult.
1.いま最初の名詞を見つけようとしたら、いきなりキツネがあった。
2.右の方を見てコンマの有無の確認。
3.コンマがない⇒キツネであるMasteringが最初の名詞なので、これをゲット。(「こと」をつけ、「マスターすること」は~)
4.最初の名詞が見つかったので、今度は「キツネ」に気をつけながら動詞を探す。すると、isがあるのでこれをゲット。
5.いまbe動詞なので右側のものと意味がわかる範囲でイコールで結ぶ。
∴Mastering (English) is not so difficult.
To collect cards of Poke-mon, she saves money.
1.いま最初の名詞を見つけようとしたら、いきなりキツネがあった。
2.右の方を見てコンマの有無の確認。
3.コンマがある⇒コンマの右側の単語(名詞)が最初の名詞。従って、sheをゲット。
4.最初の名詞が見つかったので、今度は「キツネ」に気をつけながら動詞を探す。すると、savesがあるのでこれをゲット。
5.最後に動詞の右の名詞を確認すると、moneyがあるので、それをゲットする。
∴(To collect cards of Poke-mon,) she saves money.
To collect cards of Poke-mon is my hobby.
1.いま最初の名詞を見つけようとしたら、いきなりキツネがあった。
2.右の方を見てコンマの有無の確認。
3.コンマがない⇒キツネであるTo collectが最初の名詞なので、これをゲット。(「こと」をつけ、「集めること」は~)
4.最初の名詞が見つかったので、今度は「キツネ」に気をつけながら動詞を探す。すると、isがあるのでこれをゲット。
5.いまbe動詞なので右側のものと意味がわかる範囲でイコールで結ぶ。
∴To collect (cards of Poke-mon) is my hobby.
☆キツネであるMasteringやTo collectが「最初の名詞」になるということが、いまいちわからない人へ
動詞にingという尻尾が生えていたり、toという耳が突き出ているものは、動詞ではなかった。ではそれはなにかと言えば、「キツネ」だと言ってきた。
これをもう少し突っ込んだ形で言ってみると、動詞にingという尻尾が生えていたりtoという耳が突き出ているものは、時に名詞の働きをしていたり、時に
形容詞の働きをしていたり、時に副詞の働きをしていたりと、動詞の働き以外は何でもする。色々なものに化ける。だからこそ、「キツネ」なのだが、いずれに
せよ、動詞の働きだけは絶対にしない。先に、「動詞にingという尻尾が生えていたり、toという耳が突き出ているものは、時に名詞の働きをしていたり」
と言った。ならば、上のMasteringやTo collectが最初の「名詞」になっていたって、理屈上なにもおかしくない。
*Whについて、余裕のある人だけは下のカッコ内を覚えておこう。
(いきなりwhatで始まっている場合 のみ、文末に「?」がない限り、それを最初の名詞としてゲットする。そして、What=The thing
whichと考える。《例:What she bought was a red bag.=The thing which she bought
was a
bagと考える》。あとは、いつものとおり。the thing=「もの、こと」なので最初の名詞。動詞を探す過程において、whがあるのでbought
をまず“殺す”。そして、動詞を探す旅を続けると、本物の動詞wasがある。いま右のa bagもゲットしてイコールで結ぶ。)
練習:最初の名詞・次に来るべき動詞・次に来るべき名詞(この名詞は基本的には1個だが、時々2個ある時、0個の時がある)をみつけ、無視していい場所を、それぞれ( )でくくれ。
1.Entering the room, the man saw her baby.
2.Saving money is fun for me.
3.To buy the car, he works hard.
4.To have a cell is very convenient for you.
5.Staying at home, the woman watched TV.
6.To sell the books, he visited a used-book-store.
7.To be loved by everyone, the woman wears a masque.
8.To make up bothers her.
9.Visiting Tokyo Disney Land enchanted the child.
10.Coming back to home, the child felt tired.
応用:最初の名詞、ならびに次に来るべき動詞を見つける過程において、計5つのテクニックを覚えてもらった。その5つを駆使しつつ、最初の名詞・次に来る
べき動詞・次に来るべき名詞(この名詞は基本的には1個だが、時々2個ある時、0個の時がある)をみつけ、無視していい場所を、それぞれ( )でくく
れ。
1.Reading a newspaper which his wife bought, the man watched TV.
2.Smiling, Doraemon, who has a pocket to contain many tools, gives us dream.
3.Writing a letter on the desk is her hobby.
4.To strengthen their body and mind, the children go to the Karate gym which exists in my neighborhood.
■■■■■■■■■■■■ここいらで一度まとめ■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■キツネ(S&V部)のまとめと稽古■■■■■■■■■■■■
英文の意味の取り方
①
名詞・be動詞・あらゆるもの② 名詞・動詞・名詞
だけをゲットすればいい。
・「キツネ」(=意味としては動詞だが、文の中で動詞の働きをしていない単語/動詞の働きをしていない動詞)に注意。
・キツネ1:動詞
ing
・キツネ2:
wh- 動詞
・キツネ3:
to 動詞
キツネのテクニックの簡単なまとめ
* 最初の名詞を見つける時
★キツネがいたら、後ろのコンマの有無でゲットか無視かが決まる。
(コンマが無ければゲット、有れば無視)
―キツネが名詞に変身している時もあれば、そうでない時もあるから―
* 動詞を見つける時
★キツネがいたら、すべて無視。
―キツネはすべて、動詞ではないから―
* ゲットすべき
be動詞の右隣の単語(名詞とは限らない)を探す時/ゲットすべき動詞の右隣の名詞が1つあるかどうか探す時
★キツネがいたら、すべてゲット。
―キツネはすべて、(基本的に)名詞に変身しているから―
方法
* 最初の名詞を探してゲット。
もしもキツネで始まっていたら、後ろを見てコンマが無ければそのキツネを最初の名詞としてゲット、コンマがあれば、コンマの右隣にある名詞を最初の名詞としてゲット。
* 最初の名詞の次に来るべき動詞をゲット。
* ①
その動詞がbe動詞なら、be動詞の右にある単語を意味のわかる範囲でゲットし、
最初の名詞と「=」で結ぶ。「A=B」。「B」より後ろは全て( )。
②
その動詞がbeではない動詞なら、
A.80%の確率で、その動詞のすぐ右に名詞が1つあるので、それをゲットし、
それより後ろはすべて( )。
B.その動詞の右隣に名詞がない場合もある。その時は、動詞の右は全て( )。
C.動詞の右に名詞が1つあり、さらにもう1つ名詞があることがある。その場
合はそれらの2つ名詞を2つともゲット。
―接続詞があったら、文が2つ続いているということなので、それぞれの文で名詞・動詞・名詞のパッケージ発見の処理を2回行うこと―接続詞にもマルをつけるといい。→3、4
そこでキツネに騙されない稽古
1.
A person who feels hungry eats anything.
2. Pachinko, which is an interesting machine to earn money, is from the country locating the Far East.
3. Collecting Poke-mon cards is fun for him and changing Poke-mon cards is fun for her.
4. Because hard work made her tired, she didn’t attend the meeting.
5.
To travel America, the woman works hard.
6. The woman who wanted a cell bought FOMA to watch a speaker during call.
7. Doctors who studies SARS in Hong Kong regards Hakubishin as the cause of the disease.
⇒「本物の動詞」という部分を一括りにして見られる稽古
動詞の隣の名詞を見つける過程で…
■■■■■■■■■■■■キツネシリーズ5■■■■■■■■■■■■
★英文は、「最初の名詞」、「その次にくる、英文の中に1つしか無いと言われる動詞」、「動詞のすぐ右隣に並ぶ名詞(無いときもある)」の3箇所で意味が成立していた。
★従って、英文の意味を拾うとき、3つの課程を経るのであった。(=最初の名詞を探す、動詞を探す、その右隣の名詞を探す)
★ただし、それぞれの課程において、もしもキツネ(1.ingのついた動詞《=尻尾つき》, 2.wh-動詞の動詞《=穴に潜伏》, 3.to 動詞の動詞《=耳つき》)がいたら、それぞれの課程における処理の仕方に従いながら、3つの部分を探し出すのであった。
1.最初の名詞を探す。
このときキツネがいたら(=文の先頭がいきなりキツネだったら)、
⇒ A.右の方に目を向けてコンマが無い場合=文頭のキツネが名詞なのですべてゲット。
B.右の方に目を向けてコンマがある場合=コンマの右隣の名詞が最初の名詞なので
(それをゲット。それまではすべて無視。
*ただし、キツネ2の場合のみ、ゲットするものはキツネではなく、「この先キツネ有」の看板。このとき、キツネの看板の意味を別に覚えておくのだった。
2.動詞を探す。
このときキツネがいたら
⇒ すべて無視しながら動詞を探す。
3.動詞のすぐ右隣の名詞を確認。あればゲット、無ければあとは無視。
このときキツネがいたら
⇒ そのキツネが名詞なのですべてゲット。
*ただし、キツネ2の場合のみ、ゲットするものはキツネではなく、「この先キツネ有」の看板。このとき、キツネの看板の意味を別に覚えておくのだった。
「Wh看板」の意味の表
When
Where
Who
What
Why
How
Which
とき
場所
ひと
もの(こと)
理由
様子(方法)
どっち
キツネの稽古
◆ウォーミングアップ
必要な部分だけをマルをで囲み、その部分だけを用いて(あるいは、できるという人は、文の全てを)「~は~を~だ」のパターンの日本語にせよ。
The man likes singing rock songs.
The man asked when she comes.
The man wants to buy a new cell.
The man whom I love knows what I like.
The man is running now.
What he likes is driving.
I don’t know when he comes.
What the couple thinks is eloping.
What he likes is what I like.
When he comes, I start.
When he comes is when I start.
◆本番
色々なパターンの英文がある。必要な部分だけをマルで囲め。同時に、不必要な部分を括弧でくくれ。そして、文の意味を考えよ。
1. She found what she wanted.
2.The woman, who is my sister, likes playing tennis.
3.The man watching TV knows where the treasure exists.
4.The car to be sold tomorrow tends to spin on the road.
5. The bird flying in the air is going to the west.
6. Doraemon, who has a pocket on the abdomen, likes to give dreams to children.
7. Writing letters on the floor is tiring you.
8. To collect cards of Poke-mon, the woman who is my little sister enjoys saving money.
9. The woman reading a magazine over there likes enjoying comic books.
キツネ、その兄弟1
今までのものにプラスしてご紹介せねばならないキツネがいる。それは「whの穴に潜むキツネ」の兄弟姉妹にあたる「thatの穴に潜むキツネ」。言い換えれば、thatという「この先キツネ有」の看板。
キツネ2のとき、「wh― 動詞」というのをやった。このwhの代わりに「that」の時もある。動詞のすぐ右隣に名詞を探すというときにこのキツネが現れたら、それは「それ」と文字通りの意味で捉えること。
①最初の名詞を探そうとしているとき=(右の方に目を向けて、コンマが無い場合はキツネを最初の名詞とみたてる、すなわちゲットする。コンマがある場合はコンマの右隣の名詞を最初の名詞としてゲットするのだった)
That he hates her is natural.
*ちなみに、「That ,名詞 動詞 ~」のパターンは無いと考えてよい。
②動詞を探しているとき=(キツネはすべて無視するのだった)
The car that parks over there is very good!
(余裕のある人へ:この文を言うと、性能がgoodとも見た目がgoodとも聞こえて曖昧。そこで、もしも「見た目」がと意味をはっきりさせたい場合は
beの代わりにlookを使う⇒The car that parks over there looks very good!)
③ 動詞のすぐ隣に名詞があるかどうか確認するとき=(キツネはすべてゲットするのだった。ただし、キツネ2に限っては、「キツネ」そのものではなく、「キツネの看板」をゲットするのだった。Thatの場合の意味は、文字通り「それ」か「このこと」か)
I think that she comes at noon.
He hopes that he passes the exam.
*この場合、thatの右には再び文が続くことが普通。そこで、thatの右の中も「最初の名詞・動詞・名詞」を見つけていくこと。もちろん、その部分はthatとイコールのこと。「『このこと』とは、イコール……」というつもりで書いてある。
そこでもう1度稽古。
1. The man that reads a newspaper bought a very big house.
2. The student enjoys driving a car fast.
3. She thinks that she pass the exam.
4. The man hopes that the woman who is his sister passes the exam.
5. That she says it is natural.
次週はすべてのキツネを網羅した文で猛稽古。その次は、実際の「文章」に触れていく。
さらに、「過去分詞」の扱いを考えていく。
■■■■■■■■■■■■キツネの兄弟■■■■■■■■■■■■
各キツネの分析
キ ツネ2(Wh-)の導入(切り離すのだ)
1.キツネ=要するに、基本的に( )に括られて無視されるところ。
2.無視されるところとは、要するに、基本的に左側の単語の説明。
3.文を読んでいてわかりにくかったら、( )の中の説明を読めばいい。というこ
とは、( )の中の意味もきっちりと把握できるようになっておく必要があるだろう。
そこで、まずは2番目に学んだ(wh-キツネ)の( )内の読み方を学んでほしい。なぜ、読み方を学ばねばならないのか?とりあえず、下を見て欲しい。
1. The man who is watching TV is my father.
2. The man of whom I am fond is my mother.
3. Ayu’s songs, almost all of which I love, are popular in Japan now.
4. I want something with which to write.
1. The man (who is watching TV) is my father.
2. The man (of whom I am fond) is my mother.
* 最初の名詞
=the manをゲット。動詞を探すとis。従って、of からfondまでが飛ばされる。
3.Ayu’s songs, (almost all of which I love), are popular in Japan now.
* 最初の名詞
=Ayu’s songsをゲット。動詞を探すとare。従って、almostからloveまでが飛ばされる。
4.I want something (with which to write).
* 最初の名詞
=Iをゲット。動詞を探すとwant。右側に名詞1つ発見。だから、その後ろはすべて無視。
1は問題ないだろう。Who is wathing
TVのところが左の単語の説明であるというのは理解されていると思うが、意味のはっきりわかる単語のみ拾っていって、「ああ、テレビを見ているんだなあ」
と理解していけるだろう。あるいは、すでに慣れた人は、左から「その男は(テレビを見ている男のことなんだなあ)私の父だ」と流していけるだろう。つま
り、whoだのisだの無視しても意味は理解できる。
しかし、2や3や4はどうだろう?特に3と4。1のようには中々いかない難物であると思う(ぜんぜん難しくないと思う人は、これ以上読まなくていい。こ
れで今日のお勉強はおしまい)。それらがスラスラできれば申し分ない。従って、2番目に学んだ(wh-キツネ)の( )内の読み方を少し学んでおこう
と思う。
関係代名詞とは―学校文法の悪しき“洗脳”から抜け出そう
僕の経験
「だれ」とか「なに」とか「どれ」など、wh―で始まる疑問詞の単語。一応、「?」と共に用いられなければ「関係代名詞」なる単語として使われていると
見なされる。(基本的には名詞のすぐ右隣のwh―。動詞のすぐ右の疑問詞は、その後ろに疑問文が続いており、wh―はその疑問文の疑問詞となっているのが
一般的)。で、この関係代名詞、学校ではこんな感じに習うと思う。
「名詞とそれを修飾する節をつなぐ意味のない接着剤のようなもの」。the man who is walking thereなら、the
manという先行詞をwho以下のis walking thereが修飾している。従って、「is walking there」なる「the
man」と後ろから訳しあげて意味を取る。すなわち、ここのwhoはthe manとis walking
thereをつなぐ単なる連結 器、あるいは接着剤なので“訳さない”でいい。関係代名詞とはそういうもの……。
しかし、僕の経験からするに、後ろから訳しあげるとわけの分からない日本語が生まれ出ることが多かった。分けのわからない日本語をもって英文の意味を理
解するなんて、もっと無理だった。で、結局何が書いてあるのかわからないことが頻繁にあった。また、ヒアリングで、文の途中でwhoなんか聞こえてきた
ら、「あ、こりゃダメだ」となった。だって、先行詞なる単語をずっと記憶しておかねばならず、そんなことをしながらその後に続く英文の意味など聞き取れる
わけはないのだから。さらに、さっきの四角の中に挙げた2、3、4のような英文もお手上げだった。なぜなら、たとえば3なら、ofがI
loveの先行詞と思えたから。その後、学校の授業で「いや、関係代名詞の前に前置詞があるときは、その前置詞も関係代名詞にくっついているとみなすの
だ」という説明を受けた。そんな僕は、of which ごと“訳さない”ということになったのだが、the thing for which I
lookなる英語に出会ったとき、「私が見るそのもの」などと答え、「ちがう、そこのlookは『探している』という意味だ」なんて叱られて、ますますわ
からなくなっていった。しまいには、こんなような英文に出くわして、ついにサジを投げてしまった。「He loved another woman.
Which made her angry. 」。
で、結局、関係代名詞については、別の方法を用いて考えることにした。それは“訳さない”のではない、“訳すのだ”と。いや、“訳”ってのはどうでもいいので、言葉を換えて言えば、「ちゃんと意味を取るのだ」と。
洗脳脱出準備
次の文を、 “とりあえず”訳せ。
I like the thing.
ではこれは?
I like it.
ではこれは?
I like which.
話を少し変えよう。関係代名詞とは何だろう?「関係代名詞」というぐらいだから、代名詞である。つまり、英語には2種類の代名詞があり、ひとつは、I,
my, meでお馴染みの、あのよく知られた代名詞。もう一つが「関係代名詞」という代名詞だ。I love the
manという英文で、Iは代名詞だから意味を取らないという人がいるだろうか?いないと思う。「私はその男を愛している」と、ちゃんと意味を取ると思う。
ならば、同じ代名詞である関係代名詞の意味もちゃんと取るべきである。第一、意味のまったくないような単語を書く必要があるのか?話す必要があるのか?意
味があるから書いたり話したりするのである。
代名詞は以下のような表で覚えたはず。
は
が
の
を
に
わたし
I
my
me
ならば、関係代名詞も以下の表で覚えること。
は
が
の
を
に
その人(たち)
who
whose
whom
それ(ら)
which
whose
which
そして、I, my, meのように、ちゃんと意味をとっていくこと。Whoとあったら「その人(たち)は・が」、whomとあったら「その人(たち)を・に」というように。
では、その練習。先の英文を“とりあえず”訳してみよう。まず、
I like the thing.
ではこれは?
I like it.
ではこれは?
I like which.
答えは、「私はそれを好いている/私はそれが好きだ」である。
ではもう一つ質問。次も訳してみて欲しい。まずは、
I played in the park.
ではこれは?
In the park I played.
ではこれは?
I played in the place.
In the place I played.
いま、「私は昨日、町の体育館に行った」という文の後に次の英文が来ていたら、どう?
I played in it.
では、同じく、これは?
In it I played.
じゃあ、これは?
I played in which.
もう一つ、これは?
In which I played.
答えは「私はそこで(町の体育館で)遊んだ」である。
では、先ほどの僕が昔、サジを投げた英文、訳せるかな?「He loved another woman. Which made her angry. 」。→「彼は別の女を愛した。そのことが彼女を怒らせた(それが原因で彼女は怒ってしまった)」
続ける。次の英文を訳せ。
I love him.
ではこれは?
Him I love.
英語は、単語をただ並べるだけなので、その位置の順番で主語(は・が)とか目的語(を・に)が決まる。(ちなみに日本語は「は」「が」がついた名詞を主語
とみなすので、「は」「が」さえちゃんと着いていれば、あとは順番なんかどうでもいい)。しかし、英語において、順番がちゃらんぽらんでも、ちゃんと「こ
れ主語」「これ目的語」と見なされうる場合は、順番を入れ替える時もある。上の文、him=「彼を(に)」、I=「私は(が)」だから、単語それ自体で主
語や目的語がわかる。従って、Him I loveは「彼を私は愛している(もちろん、私は彼を愛している、と訳したっていい)」。
では、これは?
I scolded him. Scold=叱る
では、これは?
Him I scolded.
上の文と同じ訳でいい。
じゃあ、これは?
I scolded whom.
I love whom.
じゃ、これは?
Whom I scolded.
Whom I love.
これは?
Who scolded him.
Who love him.
最後に、究極的なやつを。
Who loves whom.
(Wh― キツネ~)の内部
(wh- キツネ~)(=関係代名詞節)というのは、キツネの法則からして( )で括られた。ならば、関係代名詞節というのは結局、いま練習したよう
な「英文」が( )の中に入り、かつ左の単語の説明をしていることになる。要するに、「イチロー(彼はマリナーズに数年前に入団した)は、今日もヒット
を打った。…」とか、「わたしの彼(といっても、彼はすでに結婚しているのだが)は、…」という日本文における「( )付きの文」と同じものであると
思って頂きたい。関係代名詞は、( )付きの文における主語であったり目的語であったりする。だから、関係代名詞節のwhは訳せ(=意味を取れ)。そう
すれば、最初の方に挙げた2、3、4の英文なんてスラスラだ。
理論
変形一覧
1.文を名詞へ
日本語:私はリンゴをのぞむ/私は彼がそこへ行くのをのぞむ
(名詞1)は(名詞2)を(動詞)。
私 は を のぞむ。
o リンゴ
×彼がそこへ行く
×彼が働く
×雨が降る ―――――――――――文だから。名詞ではないから。
文→名詞にする:
1. 最後に「こと」「の」をつける――――彼が働く(こと)
2. S→の V:「こと」「の」をつける―雨の降る(の)(こと)
3. S→の V:派生語名詞――――彼の労働、彼の働き
英語: 名詞 動詞 名詞
I want 名詞
↑
○an apple
×he goes there――文だから。名詞ではないから。
文→名詞にする:
①頭にthatをつける―――that he goes there: I want that he goes there.
②SV→所有格+ing――his going there: I want his going there.
③SV→目的格+to do―him to go there: I want him to go there.
④SV→所有格+派生名詞+of ―――…
・④は動詞に派生名詞がある場合のみ また、派生名詞の後ろのofだが、元々の動詞が自動詞ならそれ以下はその動詞に適切な前置詞でつなぐ。他動詞なら、通例ofを使用。
ex: I refuse his offer →my refusal of his offer
I arrive at Niigata→my arrival at Niigata. ×my arrival of Niigata
1. that
節の名詞用法 ②ing形の名詞用法=動名詞 ③to不定詞の名詞用法
④名詞構文)
注1.①~④のどれを使うか…
②と③の選択:文全体の動詞(ここで言えばwant)で表される動き(体や物体や
心などの動き)と変形した内部の動詞の動き(体や物体や心などの
動き)との時間を比べ、後者の動きが前者の動きより後で起こると
き、あるいは同時のとき、③の変形を使用。後者の動きが、前者の
動き以前から繰り返されている事実内容なら②。(ちなみに、後者の
動きが前者の動きより“思いっきり”過去の場合、doing→having
done、to do→to have doneとする。詳細は省略)
例:I want
↑
he goes there.
②his going there
③him to go there
o 「私」が彼にそこへ行ってほしいと望む時と、彼がそこへ行く時を比べて、
彼がそこへ行く時のほうが「これからのこと」になる→従って、ここでは③が使われる。
①~④の選択:筆者の主観が入るか客観的な陳述か。これは受験を超えるので、文全
体の述語動詞がthatをとるのか、ingをとるのか、動詞との兼ね合いで覚えたり、
いろいろな文に触れて、一番オーソドックスなものを選べるようにする。
注2.③の変形時、述語動詞のところが to beになり、文全体の動詞(ここで言えばwant)
で表される動き(体や物体や心などの動き)と変形した内部の動詞の動き(体や
物体や心などの動き)との時間帯が同じのとき、be toを省略できる傾向にある。
例:I believe
↑
he is honest.
③him to be honest. → I believe him ( ) honest.
例:I saw
↑
he was running in the park.
③him to be running in the park. → I saw him ( ) running in the park.
注3.③ の変形のとき、文全体の述語動詞によっては、toを省略する場合もある。
(五感で感知することを表す動詞(知覚動詞)、やらせる系の動詞(使役動詞)
例: I heard
↑
he spoke with her
③him to speak with her. → I heard him ( ) speak with her
.
*名詞 動詞 名詞
↑
ここへ入れる文の主語が文全体の主語と同じなら、②と③と④の変形の時その主語は省略
I want 名詞
↑
I go there.
①頭にthatをつける――that I go there: I want that I go there.
②SV→所有格+ing――(my) going there: I want ( ) going there.
③SV→目的格+to do―(me) to go there : I want ( ) to go there.
④SV→所有格+派生名詞+of ―――…
* 以上は、文中の名詞の位置ならどこでも起こる変形
名詞 disappointed me.
↑
She refused my offer
①頭にthatをつける―that she refused my offer:
That she refused my offer disappointed me
②SV→ 所有格+ing― her refusing my offer: Her refusing my offer disappointed me.
③SV→目的格+to do―her to refuse my offer:
For her to refuse my offer disappointed me.
(③の形は、動詞の右隣以外では、先頭にforをつける(ofもある)
④SV→所有格+派生名詞+of ―
her refusal of my offer: Her refusal of my offer disappointed me.
皆さんおなじみのものを
名詞 was natural.
↑
She refused my offer
1. 頭に
thatをつける―that she refused my offer
→That she refused my offer was natural.
2. →主語が長いので後ろにまわす→It was natural that she refused my offer. SV→所有格+
ing― her refusing my offer
→Her refusing my offer was natural
3. →主語が長いので後ろにまわす→It was natural her refusing my offer. SV→目的格+
to do―her to refuse my offer
→For her to refuse my offer was natural.
→主語が長いので後ろにまわす→It was natural for her to refuse my offer.
④SV→所有格+派生名詞+of ― her refusal of my offer
→Her refusal of my offer was natural.
→I was natural, her refusal of my offer.
(以上、時制が異なる場合については省略)
2.文を形容詞へ:文を副詞へ
以上の4変形は、すべて形容詞にも副詞にもなる。
名詞用法:すでにやったので省略
形容詞用法
文例:it (=the horse) runs a race.
1. that(
A.修飾したい名詞の右へそのままおく→同格:A=Bと結ぶときのBの部分のこ
と/B.修飾したい名詞の右へおく。ただし、修飾先の単語と同じ単語をthat(wh-や
asでも可:それぞれ意味が多少異なるが)にし、それを修飾したい単語の右隣に移動させ
ながら、おく→関係代名詞・副詞)
It is a horse that runs a race.
2. ing
(修飾したい名詞の右へそのままおく。ただし、Sが修飾先の単語と同じなら、そのSを省略。省略されない場合は例えば、頭にofをつけて置く→分詞)
It is a horse (of its) running a race. ((of its)は修飾先の単語と同じなので省略)
* 変形した挙句、たった
ingしか残らなかったり、副詞+ingになったら、修飾したい
単語の左側に置く。
例:It is a horse. ←it (=the horse) runs の時 it runs→(it) running
=It is a running horse.
2. to
(修飾した名詞の右へそのままおく。ただし、to doのSが省略されない場合はさら
に頭にfor(あるいはof)をつけて置く→to不定詞の形容詞用法)
3. It is a horse (for it) to run a race. ((for it)は修飾先の単語と同じなので省略)
名詞構文(これ自体に形容詞や以下の副詞的な機能はないが、前置詞等につなげて使用することで、全体が形容詞や副詞的に機能する:形容詞的なら例えば
ofにつなげる)
省略
*この場合の②と③の選択:②→「その行動の真っ最中」という意味にしたいとき
③→通例、③の内部の動詞が、文全体の述語動詞の意味する
動きの時間帯に比べて、これから行われるか、同時の場
合