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電子部品・プラスチック部品製造業(部長級)

電子部品・プラスチック部品製造業(部長級)

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1. 電子部品・プラスチック部品製造業(部長級) 

 

電子部品・プラスチック部品製造業と断ったが、ヒアリングを行った方がお勤めの企業がこの2つを製造する職種であるので、このような見出しをつけたのだが、ここに書くのは、いわゆる一般的企業では、ごく普通のことになっていると考えてもらいたい。

 

このページで大事なことは、インタビューに答えてくださった方が部長級であるということである。部長になった途端、TOEICを受験しなければならず、500点をまずはとること、そして、TOEICが行われるごとに受験し、50点ずつスコアを上げていくことが課せられている。

 

もうひとつ、今回のインタビューで重要なのは、答えてくださった方が務める会社は中国にも大きな事務所を構えているということ、加えて、インタビューに答えてくださったのは、だれあろう、日本本社に勤める中国人の方であったということである。つまり、部長になる前までは、中国語と日本語で十分であったのが、部長になった途端、英語に重要性がシフトしたということである。中国との取引が盛んであるのは周知の通り。ちなみにこのサイトを見ていただきたい(ここをクリック)。「日本で30年技術を培って…」という会社も多い。つまり、日本の会社が中国に移転しているということである。だからこそ、日本語と中国語ができればよさそうなものであるが、実際には、英語がとても重要なのである。

 

部長と言えば、決定権をもつ一人である。なぜ中国で英語なのかは、他の「モノ作り」関連の職種他も参考にしていただきたいが、日本の会社は、他のアジア圏を含めた諸外国と違い、決定権を持っているが英語が話せない人か、あるいは、英語は話せるが決定権を持っていない人が海外での商談に参加するため、ビジネス的に常に遅れをとっているのが現状である。この状況を打破すべく、決定権をもつ者は英語が必須になっているのである。

 

とはいえ、この動きは20世紀の終わりぐらいから始まっていることで、ことさらに目新しいことではない。ただ、企業の規模が小さいところにまで、この動きが現在、かなり広まっているということである。

 

 

2. ミッション

 

仕事で使う専門的な用語はぜひ覚えてほしい。

あらかじめ部長を狙って会社に入る者はほとんどいないであろうが、いずれ、その日が来る。その日が来てからは遅すぎる。TOEICを頑張っておこう。ただし、TOEICができるからと言って英語ができるとは言えない(逆に、英語ができる者はTOEICができる傾向にあるが)。本当の意味でのコミュニケーションとは何か、本サイトの他のページも参考にしながら、学んでほしい。

 

(本ページは科研費(課題番号21520608)の助成を受けたものである。)