職業選択
Job通訳
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1. 通訳の仕事の概要と英語
本ホームページの主旨のひとつは、「まさかこの職種で英語は使わないだろう」と思う職種を中心にまとめていくことである。したがって、だれもが外国語能力必須である翻訳家について掲載するのは、いささか主旨に反するのかもしれない。
しかし、通訳について、「高度な外国語ができればなれる」と大きな勘違いをしている方が多くいるようなので、あえてここに掲載することとした。
姫路の元通訳者の方に尋ねてみた。
通訳は翻訳家と同じく、専門分野で分かれている。政治専門の通訳、経済専門の通訳、音楽関係の通訳、フラワーアレンジメント専門の通訳というようなものもある。なぜなら、翻訳家と同じく、専門知識がなければ、英語がいくらできても、相手の言っていることがチンプンカンプンになるので、通訳しようにもしようがない。ちなみに、もちろん、「日常会話」の通訳などという職業などない。必ず、何らかの専門に関わらねばならない。
したがって、何でもいいので、通訳になりたい方は、何の通訳になるのかを決め、専門分野を学んでほしい。
なお、秘匿事項があって理由は書けないが、ある理由があって、女性はできることなら政治部門に行くことはあまり勧められないと、ある女性通訳の方はご自分の体験から言っている。
通訳になるためには、いくつかの試験があるが、「本物の通訳」になれる試験、お金は稼げない通訳の仕事にのみ就ける試験等、いろいろとある。しっかりと見極めて、試験を受けるべし。
(本ページは科研費(課題番号21520608)の助成を受けたものである。)