職業選択
Job自動車レーシングチーム
(coming someday)
1.自動車レーシングチームの仕事の概要と英語
【どんな英語がどんなときになぜ必要か?】
自動車レーシングチームの仕事は、文字通り、レースごとに車を常に一から組み立て、レースで勝利するために頑張るというものである。
日本に「スーパー耐久レース」という箱型マシンの自動車レースがある。管理人が訪ねたのは、そのチームに所属し、現在はレーサーとしても活躍する方であった。
F1レーサー等、国際的レースのドライバーやチームで英語が必要なことは周知の通り。しかし、国内レースでも、レーシングチームでは英語が必要とされる。
管理人が訪ねた方(Mさんとさせていただく)は、もともと英語はまったく無関係の大学の学科を出られた。しかし、レースがとても好きで、就職はレーシングチームにした。そのとき、「大卒なら英語はできるはずだ」との期待のもと、雇ってもらったとのこと。いまから、かれこれ30年ぐらい前の話であった。
以来、M氏は英語を必死に学びながら、レーシングチームの一員として働いた。
なぜ、国内レーシングチームで英語が必要であるのかと言えば、車のパーツに関する説明マニュアルが英語であったり、そのパーツについて問い合わせたりするのに、英語が必要になるためである。これは、レーシングチームにとって不可欠な技術的進歩にかかわることであるのだが、自動車レースの聖地はイギリスである。F1から何から、最新の知識を入れるためにも、また、雑誌等を参照するにもいち早く入手するには英語が必要なのである。
あと、自動車レースのルールは、イギリスにあるFIAが出す。それを読めることも求められる。
2.ミッション
自動車レーシングチームに必要な英語は、まずもって、車のパーツの英語。しかも、細部にわたる。加えて、略語も多い。たとえば、differencial gearのことは、単にdefと呼ぶ。俗語も多い。車体を滑らせてぐるぐるその場で回ることを「ドーナツを描く」と表現する。そうした略語や俗語を含めて、単語を覚えないと歯が立たない。最短の道の一つは、自動車レースの英語総合サイトの記事を読み、学ぶことである。イギリスにその手のサイトが多い。(たとえばここをクリック→Crash.Net)
FIAが毎年出すルールを読んでみよう。(→FIA Regulations)
*右側に、Regulationsとあり、そこに縦に色々なregulation(ルール)が並んでいるので、それらをクリック。さらに、pdfファイルで開けるようになっている。
(本ページは科研費(課題番号21520608)の助成を受けたものである。)