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自動車部品開発

1. 自動車部品開発

 

・左の「自動車部品開発・製造・保全の英語使用に関するインタビューを見る」をご覧ください。

 

ここに開発も製造・保全もまとめて掲載することにした。

 

インタビューに応じていただいた方は、本田技研工業関連会社で自動車部品を開発・製造・保全する会社にお勤めである。カムシャフトを作っている会社である。工場がイギリスのウェールズやタイにあり、開発部門ならびに保全部門は専門分野を伝えるための英会話を学び、海外へ出向したり滞在したりする。もちろん、製造に関する技術者も同行する。「自動車レーシングチーム」のところにも書いたが、自動車に関することはイギリスが本場であり、イギリスとの関係はとても深い。アジア圏での英会話ではなく、いわゆる英語のネイティブ・スピーカーとの会話が必要になる。

 

なお、総務等より開発・保全部門が主に英会話力を必要とするとのことであるが、とは言っても、どの会社や職種もその限りということではない。別の項目にも記すが、日本の企業が海外に工場や事務所を構えようとするまさにその時、現地に行って滞在するのは、人事部門や経理部門が行く。これは中小企業でも同様のことである。そして、業務が一定の波に乗るまで、人事部門や経理部門は海外事務所や工場に滞在し、人事や経理の仕事をマネージメントする。その後は、現地の方々に任せるため、帰国する。

 

現在、中小企業が海外に事務所や工場を出す勢いがすごい。大企業はすでにこれを行っている。つまり、中小企業の総務や経理担当者は、海外へ行く機会がとても高くなっており、英会話力が望まれている。また、鋳造業のインタビューをご覧いただければわかっていただけるが、親会社、とくに自動車関係の会社が海外に出るとき、下請けや小会社も一緒についていかなければならない。そうした下請けや小会社の規模が年々小さい会社にまで及んでいる。中小企業の方が、人事部門や経理部門の英会話能力が必要とされているのである。

 

 

2. ミッション

 

まずは英会話力を身につけること。

 

その上で、開発者は開発者にとっての専門用語を、保全担当者は保全の専門用語を学び、英会話の中に織り交ぜる訓練をすること。とはいえ、開発者と保全担当は、同じ情報を共有しなければ仕事にならないため、同様の専門英会話が求められるのだが。

 

自動車部品開発に必要な論文やデータを英語で読めるようにしておくこと。

 

(本ページは科研費(課題番号21520608)の助成を受けたものである。)