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盆栽家

盆栽家

盆栽家の英語使用に関するインタビューを見る。

(現在準備中)

1. 盆栽家の仕事の概要と英語

盆栽家の仕事とは、自ら盆栽を作ることもあるが、他人からの依頼を受けて作り、それを維持していくこともある。

 

盆栽家と英語というのは、一見、なんら関係ないように見えるが、日本にいる盆栽家であるからこそ、英語が実は必要になる。

 

盆栽は世界に知られる日本の芸術の一つである。世界にも、盆栽家になりたいという人がたくさんいる。盆栽家にはいろいろなライセンスがある。このライセンスは、言ってみれば、空手や剣道でいう「段」のように区分されている。最高峰は、「スーパーライセンス」である。このスーパーライセンスは、日本で延べ5年間にわたり、日本の師匠のもとで修業し、師匠から合格をもらったもののみが取得できる。つまり、日本の盆栽家の家に泊まりこみで修業を行うのである。

 

私が調査したのは、愛知県にある有名な盆栽家。そこには、アメリカ・シアトルにあるウェイハウザー社という世界的に有名な木材加工の会社の社員であり、盆栽を担当する者が常に訪れていた。生活の世話、盆栽技術の伝授等、英語を駆使しておられる。

 

同盆栽家はまた、技術を伝授するために、世界中を飛び回って講演をしている。

 

 

2. ミッション

盆栽について精通し、それを伝えなければならないが、土壌成分や空気、気候、枝ぶり等々、伝えることは多岐にわたる。「Look!」と、日本式に「目で見て盗め」というだけの方法も考えられなくはないが、しかし、やはり海外から延べ5年間も日本にやってきて滞在するのであるのだから、コツ等は英語で伝授してあげねばならない。技術以上に難しいのが、盆栽にかかわる日本的文化や感受性。「わび」と「さび」を英語でどう説明する? まずはここから考えていき、日本の文化を伝えることに精通してほしい。

 

(本ページは科研費(課題番号21520608)の助成を受けたものである。)