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職業選択

Job

給与処理専門家

1. 給与処理専門家の仕事の概要と英語

【どんな時にどのような英語が必要か】

・左の「給与処理専門家の英語使用に関するインタビューを見る」をご覧ください。

 

 給与処理専門家のインタビューで大事な点は、グローバリズム時代のいま、ますます多くの外国人労働者が日本に来るため、英語を避けて通れば、事業が縮小する以外にないという点である。

 

 将来的に必要になるのは、おもに英語の読み書きが主になりそうである。もちろん、クライエントが直接会社に来れば、その相談のために会話も必要になるかもしれない。

 

 インタビューに応じていただいた方は、起業家であり経営者でもある。インタビュー内容は起業を目指す方にとっても一考に値する。起業を考える方は、専門知識はもちろん、別のところにも書いたように幅広い教養を身につけ、かつ、たとえいま英語を使わない仕事を選択できるとしても、将来的な世の中の動きを見据えて、英語を身につけておかなければ、事業拡大の期待はできず、事業縮小しかない。このことを考え、英語というものについて考えるといいであろう。

 

 なお、英語だけ、あるいはスキルだけ発達すればよいかといえば、そういうことではない。仕事は人を幸せにするためにある、社会をよりよい方向にするためにある。第一、金をもらって喜ぶだけという自己への眼だけでは、仕事は嫌になって続かない。人が喜ぶ笑顔が見られなければ、仕事は途端に苦痛以外のなにものでもなくなる。インタビューに応じていただいた方はこうおっしゃる。「労働は、人間の1番の基本だと思います。労働する事で人間は喜びを感じられます。たとえ、お金をもらえても、職探し中で失業給付を受けている人は幸せに感じていないと思います」。一方で、もちろん、お金は重要である。モチベーションにも関わる。明らかな不公平が起こっているような給与は、受け取る側の幸福が搾取されている。人をハッピーにする行為への対価が搾取されることは、人間としてあってはならないことである。理不尽なことを解決し、人や社会をハッピーにするという気概と情熱が、インタビューに応じて頂いた方の仕事を支えているのである。

 

 

2. ミッション

 仕事をすると、給与明細というものをもらう。この英語版を読んでみてほしい。いろいろな用語が書いてあるが、それらの用語、そして、その用語が意味するもの、計算方法(国によって異なるので注意)を知っておくこと。


 肝心なのは、アドバイスを考えること、そして行うことである。給与計算とその裏にあるからくりという専門知識をもとに、「給与をどのようにすれば、どのようになるのか」、たとえば、ケーススタディを通して英語で説明できるようにするとよい。

 

(本ページは科研費(課題番号21520608)の助成を受けたものである。)