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Web制作

1. Web制作の仕事の概要と英語

 

・左にある「Web制作職の英語使用に関する映像を見る」をご覧ください。

 

 Web制作とは、単にホームページを作るだけの仕事ではない。顧客が会社であれば、その会社の理念や哲学、思想、イメージ等を表象することが必要である。他にも、様々な知性や感性が技術とともに求められる。

 

 英語の必要性は、Web制作の作業自体に英語が入り込んでいるため、英語が必要である。その他にも理由があるので、インタビューをご覧いただきたい。

 

 インタビューの最後に大事なことをおっしゃっている。ウェブページ制作を依頼するとき、昨今のグローバリズムのため、英語のHPも同時に依頼される。したがって、英語は必須なのであるが、しかし、ただ日本語版HPを英語に訳せばいいというわけではない。どれだけ上手く翻訳できても仕事にはならない。英語版HPを見る人は、日本人以外の海外の人である。海外の人は、日本人と異なる感性をもっている。つまり、日本人が「素敵」と思うHPが、必ずしも海外の人から「素敵」だと思われるわけでないのである。したがって、文化的差異や感性の違い等を研究した上で、英語版HPを作る必要がある。インタビューに応じていただいた方は、「英語を学ぶとともに、必ず、英語を通して文化・文学的アプローチを学ぶことが大事」だとおっしゃっている

 

 たしかに、グローバリズムは、ローカリズムがなければ、何にもならない。一つの視点でものを見るのではなく、クロス・カルチュラルな見方が必要である。とすれば、この見方を練磨するには、文学における「世界文学」のアプローチや、MBAコースで学ぶケーススタディーが必要になる。英語を用いて、あるいは、英語を通して、それらを学ぶことが有効であろう。

 

 

2. ミッション

 一度、自分の所属する学校や大学のウェブページ、あるいは自分のウェブページ等、何でもいいので、英語のウェブページを作ってみよう。そのとき、とくにどの国の人々に見てもらいたいか決め、その国の文化や感性を調査した上で、ローカリゼーションを考え、英語版ウェブページを作ってみよう。

 

 また、上記したように、文学における「世界文学」のアプローチや、MBAコースで学ぶケーススタディーを学び、よくを言えば、それらを英語を用いて、あるいは、英語を通して、学び、クロス・カルチュラルな見方を練磨すること。

 

(本ページは科研費(課題番号21520608)の助成を受けたものである。)