e-job 100は日本の英語使用の現実を動画とテキストで提供し、英語学習の意義について将来計画とともに考え、英語力を身につけていくことを目的としたwebサイトです。

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システムエンジニア(開発)

1. システムエンジニア(開発)の仕事の概要と英語使用

・左にある「システムエンジニア(開発)の仕事の英語使用に関するインタビューを見る」をご覧ください。

システムエンジニアにおけるソフト開発は、リーディング力が必須であるが、会話力も必要である。もう40年も前から言われてきたことであると、インタビューに応じていただいたシステムエンジニアの方はおっしゃる。

まず、リーディング力についてであるが、パソコン関連の最新技術は海外で考案されることがほとんどである。最新の技術はしたがって、英語で公開されるし、英語ができずに翻訳を待っていれば、それだけ技術者として遅れをとる。また、翻訳されないものだってたくさんある。エンジニア(サポート)のインタビューを参考にしてもらっても、同じことを言っていることがわかるであろう。

インタビューをご覧になっていただくとともに、下のサイトも参考になると思う。

→ http://blog.goo.ne.jp/earlblu/e/668eec8f94fed036e9aafad88f41a277

→ http://luckypenny.blog11.fc2.com/blog-entry-72.html


この中からわかりやすい1文を抜粋しておこう。

「SEに英語力は必要か?

SEと英語は、意外と身近な関係だったりします。「え?外人と仕事をする機会なんてないよ。」そうですね、中にはそのような機会がある方もいるかと思いますが、通常のケースではないと考えた方が良いでしょう。外人と話す機会がないとすれば、他に何があるでしょうか。 

 ITの最新技術はどこから生まれるか、考えたことがありますか?

 そうです、殆ど海外で考案されるのです。それだけ日本の技術が先駆的でないことの表れでもあります。

 日本の技術者が最新技術の情報を得ようと思った場合、どうしても海外の書籍や文献、Webサイト等から情報を得る以外に方法がないのです。また、そうした情報は英語で記述されている場合が殆どです。

 ですから、SEと英語は身近なのです。「日本人だけと仕事するから必要ない」なんて思わないで下さい。英語を読めないのは、最新技術に触れる機会を自ら逃しているのと同じです。技術者であれば、情報のアンテナを張り巡らせ、常に最新の技術動向を把握するくらいの向上心があってもよいのではないでしょうか。その情報収集スキルの1つとして、英語力があるのです。」

 

次に、会話力であるが、海外の顧客の場合、もちろん商談や契約等で会話が必要であるが、特にトラブルに即座に対応できるように英語が絶対的に必要であるとのことである。

 

 ただし、英語とコンピューターの知識があれば、それで十分かと言えば、そうではないとインタビューに応じていただいた方はおっしゃる。現在は、システムエンジニア育成も行っておられるが、大切なことは、人格の育成であるとおっしゃる。詳しくは、左の同社の名前にリンクを貼ってあるので、参考にしていただきたい。

 

 

2.ミッション

とにかく、最新の技術を読めるようにすること。下のサイトで練習をしてみるのもいいかも。

http://www.sei.cmu.edu/sei-home.html

コンピューター関係製品の取り扱い説明書(略して「とりせつ」)の英語版を読んでみること。パソコンパーツの箱には、英語で説明が書かれてあるのもあるので、コンピューター部品を扱う店に行って、箱の部分だけでも読んでみて、自分の英語力を図ってみるとよい。

会話については、「システムエンジニア(サポート)<コンピュータ>」と同じく、システムの不具合で考えられることをメモする。その不具合が起こった場合、相手がどのようなことをこちらに相談してくるのか、また、それに対して、どのようにこちらが説明するべきかを考える。それを、会話のやりとりの形で英作文し、すべて暗記してしまう。時間があるときでいいので、暗記した英語を何度も口に出すこと。これを何度も、またいくつかのシチュエーションを考えて練習することで、同職種における英会話の基礎が身につく。もちろん、トラブルだけでなく、相手にシステムに関する説明をするシチュエーションも考えて、同様のことを行ってみよう。

 

(本ページは科研費(課題番号21520608)の助成を受けたものである。)