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リネン業

リネン業

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1. リネン業の仕事の概要と英語

 

リネンとは、私たちの生活に密接な繊維である。

 

リネンとは、麻の一種で、亜麻を原料とするものである。これを加工して、衣類や寝具が作られる。リネンは柔らかくて丈夫であり、吸水性や速乾性に優れているため、汗をかく夏の衣料や寝具にとくに使われている。

 

リネンにかかわる仕事は、リネンの輸入、衣類や寝具の加工製造・販売である。もちろん、リネンを洗ったりと、その工程は様々である。

 

工程を別として、リネンに関する職種には英語は必要なのであろうか。取材したのは富山県に本社を置く会社。中国が世界経済を引っ張る以前から、中国と取引をしてきたという。リネンは中国との結び付きが強い。

 

いまのように、一つの会社が世界中の会社と結びついているという時代ではなかった頃は、英語よりむしろ中国語が重視された。しかし、グローバリズム社会の到来で、世界の会社と取引を行うこととなり、英語が重視され、一方で、中国語もそのまま重視される。やはり、ここでも三ヶ国語が必要となっている。とくに、invoiceは英語であることが多いようであるので、事務職につくのならビジネス文章を練習しておく必要があろう。

 

なお、日本全体に言えることであるが、繊維関連の職業は、輸入のみならず、その布地を世界に輸出する向きにある。別のページでも述べているが、布地はあらゆるところに使われている。自動車のシートだってそうである。自動車はどこでいま作られている? 自動車業界の動向で繊維業もグローバルに拡大することになる。

 

2. ミッション

 

世界に展開し始めているため、世界の最新の動向や製品情報を集め、そこから戦略を立てることが考えられる。たとえば、次のページの製品を見て、ここの国ではどのようなリネン製品が好まれ、日本とどのように異なるのか、その差異はどのような文化の差異を背景としてもっているのか、考えてみてほしい。(Ulster Weaver)

 

 

(本ページは科研費(課題番号21520608)の助成を受けたものである。)