職業選択
Jobラッピングデザイナー・ラッピング資材製造販売業
1.ラッピングデザイナー・ラッピング資材製造販売業の仕事概要と英語
【どんな英語がどんな時に必要か】
(1) 左の「ラッピングデザイナーの英語使用に関するインタビューを見る」をご覧ください。
(2) 左下の「ラッピング資材製造販売業の英語使用に関するインタビューを見る」をご覧ください。
(1)の動画は、商品開発部にいる方のもので、主にラッピングデザイナーの方々である。
(2)の動画は、販売部にいる方のもので、主に商取引にかかわる方である。
インタビュー動画1をご覧になればわかるとおりであるが、外国との取引も多く、現在はベトナムや香港と取引を多く行っている。香港は、長年イギリスだったのだから、香港の取引では英語が用いられるのは当然であるが、ベトナムとも英語でのやり取りになっていると言う。
そのときに重要なのは、日本で常識と思われる感性とベトナムで常識と思われる感性の違いを、いかに言葉で補い合うことができるかという点にある。とくに、日本の製品や感性の細やかさは、世界随一と言われる。そこを、他国の人々にどう英語で説明してわかってもらうのかが、ポイントである。
せっかく素晴らしいデザインができたとしても、それが形にならなければ無に帰してしまう。ここは、英語でそれを伝えよう。
また、海外での展示会にもでかけ、そこで目にとまるものについて、色々と尋ねることもあると言う。
商取引に関しては、インタビュー動画2をご覧いただければわかるとおり、海外とはすべて英語でやっている。
この動画では、あえて、日本で働く中国人のインタビューをとらせていただいた。なぜか。とても重要なことを言っているからである。日本の某国立大学に留学し、日本語や日本文化等を学んだ彼女は、これで日本での就職に全く問題ないと思ったらしい。ところが、いざ日本で仕事を始めてみたら、英語が必要であることを知ったという。
彼女の言葉を、日本にいて日本語ができれば日本での就職は問題ないと考える日本人に、ぜひじっくり考えてもらいたい。
2.ミッション
商取引については、インボイスの書き方やメール、電話でのやりとりの練習。
デザインについては、細かな縫い方や編み方を英語で説明できるようにしてほしい。小学生でもわかるような説明が、もっともよい説明だと思い、わかりやすく具体的な説明を英語で作文し、それを暗記すること。
また、海外の展示会での交渉の英語を学んでおくこと。
(本ページは科研費(課題番号21520608)の助成を受けたものである。)