職業選択
Job不動産業
1. 不動産業の仕事の概要と英語
【どんな英語がどんなときに必要か?】
不動産業では、英語を使用する会社としない会社にはっきりと分かれているようである。また、外国人が家を借りる際、賃貸は住の基本ゆえ、重要なことであるため、英語のできる日本人と一緒に会社に訪れる人が少なくないようだ。
しかし、その一方で、調査を行った結果、片言の日本語しか話せないが英語は話せるという留学生が一人で賃貸の申し込みをしてくるときも少なくないし、昨今では、中国等アジアの人々がマンションや戸建てをキャッシュで買うという状況が増えている。こうしたことは、最近、主に中国等アジアの人々が行うことであるが、アジア人であるからといって、中国語や韓国語を話すより、英語を使用する方が専らである。
ここでは、販売について、英語を使用する場面を、主に以下の2点にまとめておく。
1.部屋の説明
当然のことであるが、部屋の内部の説明や、外装等の説明ができる必要がある。
2.契約・決済の説明
ふつう、外国人が日本で家を買う場合、居住証明等の証明書が登記上必要になる。そのときは、買主が居住する国の市役所等で出してもらった証明書に、その地域ならびに領事館の公証を得る必要がある。これが、なかなか知られていない。最低限の知識であるので、「世界」の常識を抑えておく必要がある。
不動産売買は、国によって様々な制限があったりもする。これも文化の違いとして、異文化教養が必要である。
また、日本では、契約・決済の時期がずれ、重要事項説明等々、いろいろな説明が必要になる。多くは、マニュアル化されてもよい事柄であるので、決まり文句等は、そのまま英語で覚えておくとよい。
莫大なお金を扱う職業であるだけに、顧客の立場にたった上での英語使用を考えるとよい。
2. スキル別場面
準備中
(本ページは科研費(課題番号21520608)の助成を受けたものである。)