職業選択
Jobコンビニエンスストア
1.コンビニエンスストアの仕事の概要と英語
【どんな英語がどんなときになぜ必要か?】
1.宗教上の理由から、カップラーメンの中にある
肉の種類について問われる。
:スピーキングとヒアリング(練習へ)
2.菓子パンの中身について問われる。
:スピーキングとヒアリング(練習へ)
3.キャンドルの種類を説明する。
:スピーキングとヒアリング(練習へ)
4.弁当の取り扱いについて説明する。
:スピーキングとヒアリング(練習へ)
☆1について
世界には様々な宗教がある。その中には、ある種類の肉を食べてはならないとするところがある。その宗教に入っている人々は、カップラーメンの中に入ってい
る肉の種類を確認する必要が出てくる。これはカップヌードルだけではない。中が見えないものの肉が入っていると思しき食品についてはすべて尋ねられる。
☆2について
巷に英語文字があふれるなか、菓子パンの包装紙には、なぜだか今もひらがなやカタカナ、漢字表記が多い。外見が同じだけに、中が気になるというもの。とく
に、「あんぱん」は要注意。「あん」の説明が必要だ。といっても、辞書に書いてあるpaste
beanだけでは伝わらない。甘いことも伝えよう。日本にしかないものは、すべて説明できるようにしておく方がいい。
☆3について
海外のひと、とくに西洋の人々は、夕食のデコレーションとしてキャンドルを購入するひとが多いらしい。コンビニを「何でも屋」だと思っている節もあり、コ
ンビニにおしゃれなキャンドルを求めてくるお客さんも多々あるという。しかし、コンビニにはふつう、非常用か仏壇用しかおいていない。それらを説明し、ど
こに行けば求めているものが手に入るのか、説明できるようにしておこう。
☆4について
もちろん、「温めますか?」に対する英語は必須。また、時折、寿司をあたためてくれと言う客もいるらしい。それを無視して温めないと、「差別だ」と言い出すこともあるようだ。ちゃんと、「寿司は温めない方がいいよ」&その理由を説明できるようにしてこう。
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余談だが、煙草に数字がつけられて売られているわけは、煙草のパッケージはすべて英語で表記してあり、店員がその英語のつづりが読めないと、お客さんが長
い列を作るということになるため、それを防止するために、客に数字で選ばせることにしたという、コンビニ業界の対英語対策から始まったらしい。
コ
ンビニで外人客が来て、それを無視することもできる。だが、いまやコンビニ乱立時代。収益はフィードバックする客の数によるということから、「あそこの店
に行けば大丈夫」といった気持ちを客に持たせたいとのこと。英語が使えれば、ウワサが広がり、固定客がつくことであろう。
2.ミッション
上記した場面において、相手がどのような英語で質問してくるかを考え、質問の英語とともに、それに応対する英語を考えて暗記し、何度も繰り返すこと。
(本ページは科研費(課題番号21520608)の助成を受けたものである。)